Stun的ハンドメイドルアー講座8

Stun・・・タカ

2006年08月14日 14:36

どれがいい?
工場にお客さんの車がびっしり入っていて作業ができん!

ルアー側面にアルミを貼った場合フラッシング効果は高くなる。身につけたいテクニックなんだが、初めのうちはなかなか貼りづらい。ボディーが曲面になっているうえにアルミ箔がうすいからだ。なるだけしわをつけずに貼るのは一苦労である。

僕の場合、ボディー用には家庭用のアルミ箔、顔の部分には厚手のアルミシートを使っている。
ボディーのほうの貼り方だが、型に合わせてカットしたアルミ箔に鱗模様を手で書く(やすりやねじを使って転写する場合もある)。
そしてボディーの貼る部分に載せ、やわらかい布やティッシュで曲面に合わせて慎重に伸ばし、型をとっていく。
その後、アルミ箔の裏に筆を使ってリターダーを塗り、またまた慎重にボディーに載せていく(貼るというニュアンスではないな!)。その後アルミ全体を柔らかい布やティシュでの端っこ部分に向けてこれまた慎重に延ばしていく。
このとき、ボディーが不完全にサンディングされているとアルミにはその凹凸が見事に転写されるよ。まっ、これを逆手にとる方法もあるんだが、サンディングとディッピングに僕がこだわる理由の一つでもある。

実は今夜お話したかったのはその後のことなんだ。
アルミを貼った後、またディッピングを開始する。これはボディーとアルミの段差をなくすため、アルミをボディーと一体化させ強度を増すため、塗料ののりを均一にするためなんだが、ディッピングが中途半端だと段差は残ったままになってしまう。それを下の図で説明すると


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理想は


この辺を心がけておくと、塗装のときにアルミ部分との境界がぼかせないという悩みも解決するでしょう。
ちなみに昨日のブログで載せてたクランクの写真あるでしょ。あれ3日くらいであそこまでやってるから、完璧に段差残ってるわけ。反省、反省。テスト用だからいいけどね。

それから、塗料の塗り方だが、どのように仕上げたいかで無限の方法があるんではないかなぁ。
今日はアルミ貼ったあとに塗装を施すという前提で説明していったが、アルミを張る前に少し塗っておくという手順もあるし、アルミを貼ったあと、少しだけやすりをかけておいて段差を目立たなくするという手もある。
理解と実践はなかなか一朝一夕にはいかないことなんで簡単なほうで説明したつもり。

皆さんの中には、このブログを参考にして初めて作ってる人がいるらしいんで、この辺のことが参考になったら幸いでございます。
慎重にやりましょうね。

最近ずっと「きもい」「こわい」ねただった。
明日はほんとに「怖~お話」をしましょうね。
これ話したらほんとはいけないんだけど・・・話そうね。
聞いた人に害が出るって言うけど・・・話そうね。
・・・・どうなっても知らんよぉ!!


PS:トップの絵は今回のルアーに施すカラー見本です。今回はアルミを貼らないつもりです。白地の部分はパールホワイトを塗ります。どれがいいかな?
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